目次
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第三編 文化
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第二章 人物・史跡・文化財
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第二節 史跡
2 片府田城(片府田字織田堀)
432 ~ 432
那須資隆の第四子、四郎久隆の居城(与一宗隆の兄)
片府田はもと福原郷であったので福原四郎と言った。この城は横七二米、竪約一四四米で周囲に堀をめぐらせてあった。又備中(岡山県西部)の荏原(与一の荘園地)にも住んだので荏原四郎ともいわれる。久隆に子なく、弟五郎之隆(ゆきたか)(福原城主)が後を継いだ。福原永興寺に久隆の墓がある。戒名久山栄隆大禅定門、建永元(一二〇六)丙正月二十八日。
その後天正十八年秀吉の命によって佐久山に城を移したと伝えられる。
(黒尾東一説)
四郎久隆墓(大田原市福原永興寺)