2 大もじ繩引き

433 ~ 434
 大字佐良土地内に伝わる年中行事の一つである。県道沿いの仲宿、古宿、田宿の三部落が直径二五糎、長さ五〇米程もある大繩を三部落一本づつ作り、お盆の十四日の晩、仲宿からはじめて夜を徹して行われた。老若男女近隣からも応援があり、繩に群がりつき、世話人の合図で引き合う様は壮観である。引繩は諏訪神社祭例当番宿の奉納相撲の土俵に使われる。