5 法輪寺(光丸山)

434 ~ 434
 大字佐良土地内にある。老杉に囲まれ静寂幽〓(すい)参道の杉並木を通して山門がある。これを勅額門という。霊雲法親王の御染筆「正覚山」の額を掲げている。境内に西行桜がある。西行がみちのく行脚の折ここに杖をよせて
   盛りには
      などか
         若葉は今とても
            心ひかるる
               糸桜かな

と詠まれたと伝えられている。

西行桜

 寺宝中県文化財に指定されるものとして、
  写経一巻 紺紙金泥 藤原期
  涅槃像一幅 江戸時代 小泉檀山斐作

紺紙金泥の中尊寺経


小泉斐筆ねはん図

外に大日堂内に木彫天狗面(高二・一米、鼻高、一・二五米重さ一〇〇〇瓩)あり日本一と称している。
 明治六年に喜連川町の人々が奉納した大額(牧野牧陵筆)二点が本堂に掲げられてある。

喜連川町の人達が光丸山に奉納した額(牧陵筆)