天理教那須分教会

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 天理教那須分教会は、明治三十二年十二月一日神道直轄天理教会那須出張所として大字佐良土田宿に開設され、同三十五年四月三十日地方認可があり、七年後の明治四十二年二月二十八日天理教那須支教会と改称、更に昭和十三年那須分教会と改称されたが、教会の建物だけを残し、昭和四十八年十二月一日をもって宇都宮へ移転となった。
 主祭神は天理王命で、教祖(おや)さまの教えであるオフレサキ・ミカグラウタ・オサシズの三原点を教義となし、「神と共に楽しむ」ため、人間が陽気生活(くらし)をすることを最終目的とする。
 祭日は、一月十三日と十月十三日の春秋二季の大祭および、月次(つきなみ)祭と称される毎月十三日の小祭があった。又、他に説教日(毎月三日)・婦人会の日(毎月二十三日)などがあり、昭和五年頃には八百戸以上四千余名の信者がいたが、移転当時は七百名ぐらいの信者数であった。
 歴代会長は、初代小森米作氏(大正七年退任)・一代目薄葉清之助氏(昭和七年退任)・三代目大森冬吉氏、四代目薄葉要次郎氏で外に随時四~五名の役員がいた。