子供の服装

468 ~ 468
小さい子は一つ身の長着(ながぎ)から三つ身・四つ身のものを着るが、これらには付け紐が縫いつけられ、木綿の袷(あわせ)と単衣(ひとえ)があり、季節にあわせて着用した。学校に通うころになると付け紐はせず三尺(さんじゃく)をしめる。女の子の着物の柄は、赤色が入っているものを選び、男の子は紺絣、おなんど色、縞などで、これにかたぎ下駄を履いて登校した。二十歳に近い年頃になると、男は六尺の帯に角袖の着物、女は半幅の帯に元禄袖の着物を着るようになる。