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 (ア) 正月餅
 供え餅とのし餅を作る。神々に供え、家人も頂く。
 (イ) さなぶり餅
 田植え終了の祝いで、田の神に供え、また田植えに参加した人々に配る。
 (ウ) こと餅
 十月の神事で、新米で餅をつき、産土(うぶすな)神に供え、菩提寺へも上げ、嫁の実家へのこと礼の持ちものとなっている。
 (エ) つぼ餅
 秋の農作業が全部終了した時に作る。
 (オ) ぼた餅
 盆にぼた餅、彼岸にだんごといわれるが、当地域では彼岸(春秋)の中日にぼた餅をつくり、盆にはあんころ餅をつくって食べる家が多い。