納屋は、この地方ではアマヤと呼ばれ、いろいろな農具や藁(わら)などが置かれたり、作業場として利用されたりする。
乾燥小屋は、一昔前まではタバコの乾燥が主目的であった。現在は納屋と同じであり、農機具を格納し、あるいは乾燥機等も設置されている。
蔵は板蔵の場合もあるが、普通石蔵であり、二つ所有する家もある。
板倉
灰小屋は、この地方では、籾殻(もみがら)で炊くごはんが一番おいしいと言われ、その火の後始末をするためのものであるが、釜場のそばでなく、母屋から離れた出入口に近い所に設けられる場合が多い。
肥料舎や納屋だけは、母屋前方の見通しのきく、また広庭につながる所に位置している。