北向地蔵

492 ~ 492
村内のほぼ大字単位に北向地蔵が祀られている。一般には安産子育の神として信仰されているが、佐良土地区の場合過去二回も大火があったせいか、火防の神として厚く信仰され、三月十五日と十二月十五日の年二回部落の者達が僧侶を頼んで供養をしてもらう。火防の神としての理由は、「北を向いていれば日(火)にあたらず、やけないから」というものである。

北向地蔵(佐良土)