二十三夜講

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 本村では、普通三夜様と呼ばれる女人講である。十九夜講同様、毎月二十三日の夜に輪番の宿で行なわれる。
 下蛭田の一地区だけが勢至菩薩の掛軸を用いているが、その他の地区の三夜講では地蔵菩薩を本尊とし、延生の地蔵尊の掛軸を用いている。
 信仰習俗は、十九夜講と相違がない。古老の話によると、六十四年ごとに二十三夜塔が建立されるのだという。

下蛭田の二十三夜講 中央は勢至菩薩右が如意輪観音左阿弥陀如来


二十三夜塔