目次
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第三編 文化
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第四章 民俗
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第五節 祭りと信仰
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3 信仰的講集団
甲子講
498 ~ 499
佐良土地区で行なわれていた。男だけが甲子の夜に、順まわりの宿に集ってお祀りしたという。大黒様は作神であると信ぜられ、太平洋戦争以前までは、矢板の先(矢板市の寺山観音内の甲子大黒天であろうか)までお参りに行き、特に春先には種もみを借りてきて秋には倍返したという。甲子講は村内各地で行なわれていたものと思われ、大黒天と刻まれた石塔や甲子と刻まれた石塔があちこちに散在している。
大黒天塔(佐良土)
大黒天像(狭原)