9 禁忌

503 ~ 504
 広範囲
  ○種まきを卯の日にしない
    ※家の中に「うなる」ようなことがおきるから
  ○野菜の種まきを子・丑の日にしない
  ○丑・寅年生まれの人はウナギを食べない
    ※ウナギは丑寅生まれの守り本尊虚空蔵様の使いだから
  ○丑年生まれの人は四ツ足を食べない
  ○三日餅はつかない
  ○正月三が日は座敷を掃除しない
  ○正月三日までは蔵の戸を開けない
  ○猫を葬式に近ずけない(死人)
  ○正月十四日までモチはつかない(上蛭田のほぼ全戸)
    ※昔正月用の餅をついて火事になったことがあるから
  ○五月節句に馬鍬おろしをしない(村全体)
 家例
  ○キュウリを作らない
  ○ナスを作らない
  ○サトイモを作らない
  ○カンピョウを作らない
  ○ゴボウを作らない
  ○ショウガを作らない
  ○ゴマを作らない
  ○正月には四つ足を食べない
  ○正月用の餅をついた臼を洗わない
  ○正月七日まで小豆を煮ない
  ○正月三が日はイロリに足を入れない
  ○五月の節句に柏餅をつくらない
    ※昔、一家に病気が絶えなかったとき願をかけた
  ○五月の節句に幟を立てない
  ○猫を飼わない
  ○エントツをつけない
  ○モウソウ竹を植えない
  ○七草雑炊の日に白菜の葉を一枚ご飯の上にのせて食べる
  ○田植えの初日は風呂に入らない
  ○正月三が日はうどんを食べる
  ○正月三が日は赤飯を食べる
  ○大晦日にイモを食べる
※昔、大晦日に返す約束で金を貸したが返してくれず、イモを食べてうえをしのいだ

  ○正月の供え餅に小豆を入れる
  ○門松にうどんをかける