目次
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第三編 文化
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第四章 民俗
第七節 人の一生
507 ~ 508
人間、オギャーと生まれて墓穴に入るまで、つまりゆりかごから墓場まで、好むと好まざるとにかかわらずいろいろな儀礼を体験させられるものである。これを民俗学の上では通過儀礼と呼んでいる。人の一生の儀礼の中で特に重要視されるのは、誕生・婚姻・葬送の儀礼である。
以下、本村の通過儀礼を誕生から成人まで、婚礼・年祝い・葬送の順で簡単に記述して見よう。