目次
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第三編 文化
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第四章 民俗
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第七節 人の一生
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1 誕生から成人まで
取子(とりこ)と厄子(やくご)
509 ~ 509
身体が虚弱な子や、何人子どもを生んでも死んでしまう親から生まれた子は、社寺から神仏の養子になったという証文を授けてもらい育てあげた。これを取子と言う。また、親が厄年の時生まれた子は厄子と呼ばれ、一たん捨児され、親しい人や子ども運の強い人に拾い親となってもらって育てあげた。どちらも生まれるとすぐに子の将来を案じる親の優しい思いやりである。
取子札