おびやあき祝い

509 ~ 509
出産した婦人は、二十一日目を区切りに普段の生活に戻る。この日をおびやあき、または床上(とこあ)げと称し、嫁の実家の人達や近所の人を招いて赤飯をたいて祝った。この頃から嫁は働きだすのであるが、一か月ぐらいは家内のかたずけ程度のものであった。