注連繩(しめなわ)

517 ~ 517
各家では注連繩をつくって、神棚・玄関・炊事場・風呂場・便所・蔵・納屋などにしめ飾りをした。
 注連繩の形は家によって相違がある。しめ繩を作る場合は、新しい藁を使用し、打ちたたいたりはせずに藁を水につけてやわらかくする。特におかま様に飾るものは、藁を三二本だけ使って細くよりあげてつくる。神棚に飾るものには、めでたいものの型紙やキリサゲを作って下げたり、藁を繰り出したものなどがある。