年神様(としがみさま)(一日)

517 ~ 517
お正月様・歳徳神ともいわれている。年神様は毎年違った方位からおいでになると信じられ、その方角をアキノカタといってすべてに良い方角とされ、元旦の早朝にはその方角にあたる神社に恵方(えほう)まいりをした。
 また、年神様をお迎えするために年神棚をつくる。年神棚は常備の神棚とは別に、毎年新しく板でつくるもので、称宜(ねぎ)様(神主)に切ってもらった幣束(へいそく)三本と、キリサゲ・松の小枝・大豆からなどを下げた注連繩を飾る。