稗穂(ひえぼ)・粟穂(あわぼ)(十四日)

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翌日十五日にアズキガユを食べるため、ノデンボ(ヌルデ)の木で箸を作るが、たいていはこの余り木で稗穂・粟穂をこしらえる。粟穂はノデンボの木を切断して皮に切り目をつけたもの、稗穂は木を切断しただけのもので、それぞれ四個ずつ竹に下げ、堆肥の上に立てて穀物の豊作を祈った。