目次
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第三編 文化
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第四章 民俗
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第八節 年中行事
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2 正月の行事
小豆(あづき)がゆ(十五日)
518 ~ 518
ノデンボ(ヌルデ)の木で、神様に供える箸と家族用の箸をあらかじめ作っておき、十五日(小正月)の朝に米・小豆・餅で作ったアズキガユと呼ばれる食物をこの箸を使ってたべる。また、別な例として、十四日の晩にはノデンボの木でつくった丸い箸(稲の穂ばらみを型どったもの)でアズキガユをたべ、翌十五日の朝食には頭を四ツ割りにした箸(穂ばらみが割れて穂になったことを意味する)でアズキダンゴをたべるという家もある。