目次
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第三編 文化
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第四章 民俗
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第九節 民話
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1 昔話
阿弥陀(あみだ)様へ供へたあんころ餅
526 ~ 526
お寺で、阿弥陀様へあんころ餅を供えておいたところ、小僧がかくれて食べてしまった。和尚(おしょう)さんが「くったんべ」とたずねたところ、小僧は「鐘がくった」と言張るので、鐘をたたいてみると「クワンクワン」と音がした。「それ、くわめえ」と和尚さんが言う。小僧は鐘を釜に入れて火を焚いた。すると鐘は「クッタクッタ」と音をあげた。