最近は、学校における共通語教育がすすんでおり、方言を使う子供達が少なくなっている。つまり、かつての方言は死語となったものが多い。しかし、本村の古老をたずねてみると、まだまだ方言を採集することは容易である。本村の方言の特徴は濁音が多い、変則的な発音が多い、敬語が少ない、動物名の最後に「め」をつけるなどいろいろあるが、アクセントにおいては平板で、動物の蜘蛛と空を飛ぶ雲の発音上の区別をすることができる人はほとんどいないようである。
以下、本村の小中学校児童生徒を対象に実施したアンケート調査の回答をもとに、方言・訛言について簡単に記載しておく。