4 郡制の施行と廃止

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 明治二十三年五月郡制が発令され、郡は一個の自治団体と認められた。本県においては、明治三十年七月一日より施行、七月十二日、郡会議員の選挙が行われた。当時議員の総数二五人であった。その後議員の定数を増加し、大正八年には三四人となった。大正十年四月、郡制廃止の法律公布となり、同十二年三月三十一日を以て廃止となった。
     郡会議員当選証書
      栃木県那須郡湯津上村大字片府田三四番地
                  阿久津伝一郎
     右湯津上村選挙区ニ於テ那須郡郡会議員ニ当選シタルコトヲ証明ス
       明治三十二年十月五日
         栃木県那須郡長  深田錠八
 その後、大正四年十月五日、同家阿久津用蔵が同文の郡会議員当選証書を那須郡長富田美次郎より授与された。
(阿久津喜一郎家文書)

 大正十四年七月一日郡役所が廃止された。
 本村より郡会議員に当選した人の氏名
   第一回当選者 杉江学時
   第二回 〃  阿久津伝一郎
   第三回 〃  吉成三五郎
   第四回 〃  吉成兼太郎
   第五回 〃  吉成三五郎
   第六回 〃  阿久津用蔵