選挙法の変遷

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明治二十二年、憲法の施行にそなえて衆議院選挙法が制定され、ほとんど同時に地方自治体の選挙制度がつくられて以来、日本の選挙法は幾変遷した。その推移は、選挙権の大幅な制限からその緩和、ついで制限の撤廃へという、世界の進運に沿い、ついに昭和二十二年の完全な普通平等選挙制となった。その変遷のあらましを、国会議員の選挙制度と、地方議会および長の選挙制度に分けて述べてみよう。