設立の経過　昭和二十二年十二月十五日、農業災害補償法の施行に伴い、栃木県および、湯津上村当局の指導と、組合設立発起人の尽力が相俟って、農業共済組合設立が積極的に進められた結果、次のように設立認可された。
　組合の名称　　湯津上村農業共済組合
　組合の所在地　　栃木県那須郡湯津上村大字佐良土八五三番地
　設立認可年月日　　昭和二十三年六月二十六日　栃木県知事認可
　組合長　　理事　　　植竹斐
　組織　　　理事　　　一二名　　監事　　　　　三名
　　　　　　職員　　　　一名　　組合員　　八〇〇名
　　設立の主旨
　組合員が、不慮の事故によって受けることのある損失を補てんして、その農業経営の安定を図るため、農業災害補償法に基づき共済事業を行なう。
　　共済組合の推移
　農業及び、農業をとりまく社会情勢は、はげしく変化しており、その影響は人件費の増大傾向に著しいものがあり、これが対応策が強く要望されている。農業共済組合の区域については、従来から、原則として市町村の区域によってきたところであるが、近年における交通機関の発達、事務機械の普及等により、広域の事業組織による効率的な事業運営も可能となるに至り、県に於ては、昭和四十五年十月十二日、農業共済組合の広域原案（大田原市・湯津上村・黒羽町・西那須野町・塩原町）を作成、広域合併を推進することにより、事業運営基盤の整備を図り、農業災害補償事業の健全な発展に資するよう要望して来た。
　五市町村農業共済組合は、此の主旨を体し、数回に亘り合併協議会を開催し、昭和四十九年十二月一日県下に於て第四番目の広域合併組合として、那須中央農業共済組合（組合長理事渡辺正義・組合員八、四八六名・職員三一名・事務所大田原市城山一丁目四番一号）を設立した。
　湯津上出張所（出張所長高瀬茂・職員一名・組合員九四〇名・事務所湯津上村大字佐良土一、三九二番地）が新たに誕生し今日の隆盛をみている。

組合組織の概要（昭和五三・一・一現在）