ア 社会福祉

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 社会福祉の理想は、住民が均しく高度な生活文化を享受し得る環境の造成にある。近年社会福祉施策が進み、生活条件の向上によって社会福祉の向上は改善途上にある。
 現在の施設は、保育所二、老人憩の家などで決して満足できるものではないが、本村の規模からやむを得ないものと考えられる。
 今後は、特に老人及び幼児の福祉対策を充実する必要があろう。これらは、急速な経済発展により家庭環境が変化し、老人の一人暮しや共稼ぎ世帯の幼児、児童対策など多くの問題が生じつつある。この老人、子どもについては、基礎集落単位に、子供の遊び場の設置、老人集会場など地域住民の憩の場的なものと併設し、施設の整備を行ない快適で文化的な老後と子供の不良化の防止、交通事故などの災害から護るための対策を推進する。又、母子家庭についても制度資金の運用など積極的な指導を行なうものとする。
 これら一連の福祉対策は、社会福祉協議会等の団体の強化、民生委員協議会との緊密な連絡、家庭奉仕員の充実などを併せて推進し、明るい村づくりを図るものとする。