ア 農業

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 本村の農業は、今後とも主要産業とし維持されるであろう。しかし、農業は、多くの課題がある。即ち農業の経営規模は一戸あたり約二ヘクタールと狭少であり、一村を以って一生産団地を形成する耕種は米以外にない状況にある。これら諸条件が米作を中心とする複合経営農家の発展を阻害し、農外収入への依存度を年々高めていく傾向にある。
 このような農業をとりまく諸問題の中で生産性が高く、近代的な魅力ある農業の確立を目指し、本村の最重点施策をもってこの振興を図るものとする。
 先ず、昭和四十八年に指定を受けた農業振興計画に基づき、優良農地を確保し、高能率高生産団地の育成を目標に土地基盤の整備を全域実施し、ほ場の整備、農業用水の確保と最大限の利用による農業の近代化と集団化をはかり農業の構造改善を推進する。このために必要な各種制度資金の最大限の利用と長期展望に基づいた営農指導体制の確立も重要である。
 更に、農業協同組合をはじめとして、各農業関連団体の育成と統合整備を図る必要がある。