生活水準と医療制度の充実によって老人人口が増加し、老人の社会的役割が問われており、老人への福祉サービスがきわめて重要なものとなっている。老後の自由な時間を、社会的に孤立することなく、社会、家族の一員として豊富な経験を生かしてゆけるよう、老人がお互に協力しあって、教養の向上、体力づくり、レクリエーション、地域社会との交流が図れるよう、諸々の基礎的条件を整備する。
　まず、老人クラブの加入促進と活動内容の充実、必要な素材の提供等により、指導助成を積極的に推進する。つぎに、老人の生活上の問題、財産、就労等の各種相談の機能を関係機関との連絡により強化する。
　また、ねたきり、ひとり暮し老人は、家族の介護を受けられないなど日常生活に支障をきたしている状態にあり、現在、村内に一一人おり、今後これらのひとり暮らしの老人の数は増加することが予想されるので、現在のホームヘルパーによる訪問サービスを一層強化するとともに体制の整備充実を図る。