ア 現況と課題

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 幼児教育は、幼児の心身の調和的な発達を図り、健全な心身の基礎を養い、基本的な生活習慣と正しい社会的態度を育成し、豊かな情操を養い、道徳的な芽生えを培う重要性が指摘される。本村には、幼児教育のため、福祉サービスとしての保育所二、幼稚園一を設置し、保育並びに教育に当っているがその運営の内容は更に改善を必要とする。
 学校教育は、小学校三、中学校一で、その通学距離等を検討すると適正に配置していると認められる。児童生徒数は概ね現状維持の状態を保ち続けるものと思われる。
 小学校は、危険校舎の解消を最大の課題としていたが、昭和五十一年度を以って、これを終了したので今後は屋内体操場の設置と学校環境の整備を促進する必要がある。中学校は、屋外運動場が不足しており、校庭の拡張又は運動公園の併設などが必要であり、その敷地の確保に努力している。
 社会教育は、住民の生活課題を解消し、明朗なる地域造りの原動力を培う場である。昭和四十八年に公民館の設置に伴い概ね整備された態勢にあるが、部落公民館六館は、整備の立ち遅れた状態にあり、充実を図る必要がある。
 社会体育については村民が健康増進のため、スポーツを愛好する機会が増し、本村においては、学校の校庭及び既存の体育館を使用しているが、使用時間の制約があり、住民各自が自由に使用できる体育施設、野球、サッカー等の運動場の整備を図る必要がある。