住民は、清浄な環境の中で安全で快適に生活する条件を確保するため生活環境の整備を要請している。上下水道、廃棄物処理、あるいは大気水質の汚染の問題は、年々深刻な社会問題へと高まりつつある。しかしながら、それらの対策事業を実施するには事業規模、人口等の関係から、単独で実施することはさけ、より合理的な広域処理を行なっている。つまり、し尿処理は、那須広域行政組合により七市町村の合同で処理し、清掃事業は昭和四十八年度に発足した、黒羽町・湯津上村共同ゴミ処理組合により、昭和四十九年度から実質的な活動を開始し、現在は可燃物、不燃物の完全処理を実施している。ただ問題点としては、不燃物については全村完全収集を実施しているが、可燃物については、国道、県道沿いを中心に収集を実施している状態である。その結果ゴミの不法投棄等の問題もあり、早急に全村完全収集を実施する必要がある。
上下水道施設のうち、上水道は渇水期並びに基盤整備事業による地下水位の低下による水不足、又は生活化学製品並びに浄化槽等による汚濁に伴う水質悪化により飲料不適井戸の増加が予測される。このようなことから本村は、簡易水道による給水時期にあるので、昭和五十年度から関係調査を実施、本計画期間中に全戸給水を目標として計画を推進している。
墓地、火葬場については、墓地は村内に一七六カ所点在し、火葬場は部落有の二カ所があるが、いずれも農村古来の簡便なもので、全く改善されておらず、再検討する必要がある。
上下水道施設のうち、上水道は渇水期並びに基盤整備事業による地下水位の低下による水不足、又は生活化学製品並びに浄化槽等による汚濁に伴う水質悪化により飲料不適井戸の増加が予測される。このようなことから本村は、簡易水道による給水時期にあるので、昭和五十年度から関係調査を実施、本計画期間中に全戸給水を目標として計画を推進している。
墓地、火葬場については、墓地は村内に一七六カ所点在し、火葬場は部落有の二カ所があるが、いずれも農村古来の簡便なもので、全く改善されておらず、再検討する必要がある。
生活環境整備指標 |
区分 | 基準年次 (昭50) | 目標年次 (昭55) | |||
上水道(簡易水道を含む) | 総人口 | A | 人 | 5,995 | 6,100 |
計画給水人口 | B | 人 | 5,995 | 6,100 | |
実給水人口 | C | 人 | 0 | 3,907 | |
施設普及率 | B/A | % | 0 | 100.0 | |
給水普及率 | C/A | % | 0 | 64.0 | |
し尿処理 | 処理計画人口 | A | 人 | 5,995 | 6,100 |
処理人口 | B | 人 | 1,550 | 6,100 | |
年間総排出量 | C | kリットル | 2,645 | 3,150 | |
年間総収集量 | D | kリットル | 679 | 3,150 | |
収集率 | D/C | % | 25.7 | 100.0 | |
年間総処理量 | B | kリットル | 679 | 3,150 | |
処理率 | D/E | % | 100.0 | 100.0 | |
施設能力 | kリットル/日 | 60 | 60 | ||
ごみ処理 | 処理計画人口 | A | 人 | 5,995 | 6,100 |
処理人口 | B | 人 | 4,700 | 6,100 | |
年間総排出量 | C | t | 2,805 | 3,760 | |
年間総収集量 | D | t | 648 | 3,760 | |
収集率 | D/C | % | 23.1 | 100.0 | |
年間総処理量 | E | t | 648 | 3,760 | |
処理率 | D/E | % | 100.0 | 100.0 | |
施設能力 | t/日 | 6 | 15 |
(昭50 施設状況調査から) |