昭和五五年初春号 方角(三首/風水)
昭和五五年桜花号 (無題)(一首/風水)
昭和五六年朱夏号 雨のうたげ(五首/風水)
昭和五七年一月 「水中花」五首(一首/印度の果実)
切開の傷を体に持ちたれば傷の癒えゆくごとくに癒えよ
病室の常の眺めに日のさして遠くの屋根の一枚光る
いつ見にし夢かと思ふ僧院の白々と荒野のなかにひろがる
たれの手に作りたがへし水中花いつまでも咲かぬつぼみが青し
昭和五八年初春号 (無題)(一首/風水)
昭和五九年初春号 (無題)(一首/印度の果実)
昭和六〇年初春号 (無題)(一首/印度の果実)
昭和六一年初春号 (無題)(一首/不文の掟)
平成五年一月 (無題)(一首/形成平成四年一〇月の第一首と同じ)