『埼玉風景』

昭和四四年四月 揺り椅子八首/花溢れゐき七首・形成一首
 
昭和四九年一月 森の絵一首/無数の耳
 
昭和五四年四月 更紗の布七首/風水
 
昭和五六年二月 花明り七首/風水
 
昭和五七年二月 水中花七首(五首/印度の果実)
            (一首/短歌ミューズ)
 等身の人形が笑ひし声かとも驚きやすく地下街をゆく
 
昭和五八年二月 鳥かご七首(三首/風水)(二首/印度の果実)
            (一首/形成五七・九)(一首/郵政五七・四)
 
昭和五九年二月 白梅の花七首(五首/印度の果実)
            (一首/形成五八・四)
 初春の賑はいのなか喪の帯を小さく結べる人と連れだつ