初期の手作り歌集
『3 夕ぐれの歌』
『6 寂天莫地』
銀波の曲 十二月十日
十二月十一日
慰父のため
ある日のたは言 穐村さんの言葉に
まどひなほ 十一月廿七日
たつき 廿五日
十九日にもなりぬ
一の日夜に
み冬立てる日
陽ざしよきに 十月末の日
くさぐさに乱れてかなし 三十日六時限
やすらひ、あきらめ 十三 中村先生の時間に
安らひの一日を乞ひて はつかあまりやうか
はなのしよう
後藤さんと遠くなるために 十二日 教育の時間に
あらしのあとあきふかむ 神無月三の日
『7 はるを待ちつゝ』 詩と歌の集
一月廿八日 ひるのうた
きさらぎ とをかあまり三日
一月廿一日 夜のうた
一月廿四日 人形浄瑠璃のあとに
きさらぎやうか
うめほころぶ
旅のうた
師走二十八日までのうた
『8 春愁の曲 歌の集』
さつき とをかあまり ついたち シヨパンへの思慕
五月四日 夕ぐれの歌
かなしき誕生日
佐保山逍遙 さつき ついたち
天長節の日 うらぶれありきて詠める
廿八日夜、消燈後に起きゐて よめる
四月廿八日 あさ
四月廿七日のうた
四条畷の旅 四月十五日
なげきとふ 四月二十三日の歌
吉野路の旅
四月十三日の歌 〝ぼたん桜〟
四月十二日のうた たかまゆのきんだちひとり
彌生 丗日頃
廿九日
四月十七日のうた
『9 浜のあけくれ』
父病む
海の歌
旅の歌
すべなき想ひ
ほのかなる
あけくれ
魂祭
あらしの歌
夕ぐれと夜のうた
夏の暮るゝ その2
『10 夏の日記帖から 文科三年 菅野民子』
『11 はつあきの歌』
眞日のたかき日よめる
緑のリボンと題して
夜の曲
友の愛人南海に散華
秋篠の寺にあそぶ
薬師寺懐古
『12 ひとり生きたし 歌の集』
もくせいをよめる
旅のうたより
ますらを を うたへる
万葉集研究発表 迫りて
あした ゆふぐれ
朝開(あさけ)に一首
追憶は美しくして
リストの狂想曲(らぷそでい)を
狂人をうたへる
きく のはな
友
雨の日 友の しぬばれて
『13 むろ咲きの菜種の花の』
ぷろゝおぐ
こはる
辰市村 稲こき奉仕に参加
はつゆき
太平洋の初日の出を拝す 一
太平洋の初日の出を拝す 二
春日野の夕雨
ばらの花をうたへる
たらちね 遠慕
ふぃなあれ
『14 はるの虹』
『15 歌集 はるのワルツ』
春の頌歌
はゝ恋ふる歌
五月のうた
友のみすまゐ 三首
惜春歌(西の京にて)
ゆくはる
野の光
誕生日 三首
崩壊のうた
井手の玉川 行
やすらひ
ゆふぐれ 四首(ママ)
山焼く(雪山しほ子さま)
のぼ野 頌 (雪山しほ子さま)
『16 歌集 びわの花』
奈良の秋
教生
こひうた
(はさんであった枝折りの両面に記された二首)
初秋
卒業 まぢかく
みちのくに かへりて
わびずまゐ
教壇
ちゝゆきたまふ
三月三首(一首/歌と随筆)
沈思
ゆめに咲く花
夜陰にうたふ
三月十日 未明の空襲
「化石」つれゞゝのまゝに理科標本室に入りて 化石を見る
まんさく
三月帰省
はるあらし
ふなでに
めぶき
はるの山路
宵うた
をしへ草
かほる若葉に
晩春のうた
たそがれ
かへりみち
夜想
あゆみ
ひらゐゑみさまより
『17 歌集 春のゆき』
きくのよき日に
はるの洋琴
もりをかにゆきませしひとに うづきなかのむいか
惜春賦
ひより
耐乏
奈良のゆめ 北見志保子先生に
ふるさと は
ふるさと
なりはひ
つれゞ なる思ひ
はるのおもひ
こもりゐ
かへりみ
よはの牡丹雪
年頭
師走病床吟
ふなぢにて
をとめのなげき(一・二七)
みなとのわかれ
はゝのうた 子のうた
あさなぎのふなで またの日に
『18 おもひで』
星座
邂逅
げきりう(八・三十一)
失意(九・三)
せんだいにてうたへる一首ならびに反歌
反歌
返歌一首ならびに反歌
『わかなつむ歌』
病み妻のうたへる たみ子
疲れ
老いらくの母に謝する歌
挽歌(歌と随筆 回顧一年五〇首のうち七首重複)
音信 三代先生に
緑先生に
病み妻のうたへる ー七五調
生命
或る日は 歌へる(四・二二)
〝出家とその弟子〟をよむ ー四・一八ー
『回顧一年』
その頃1
その頃2
今宵 妻となりぬ
幻滅1
幻滅2
新婚記
夫病む
別居 云々
髙文・羈旅
性格
羈旅2
夫
春の気流
我執
胎動
死産挽歌
病床