たつき 廿五日

いらだちにしぐさもあらくかの辻や君さしおきて帰り耒たりき
悔いもなに日は暮れ果てぬ星見ればはるかの遠方(をち)に悲しみのあるや
とある日にとある山路を愁へつゝ吾は歩みき君を知りにき
若やぎのときめきなるか秋らしき曲選ぶとて夕ぐれピアノの部屋に