目次
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初期の手作り歌集
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『6 寂天莫地』
はなのしよう
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たをやぎて道べに野花摘ましけむきそ君のまして野﨑路ゆかし
秋陽かげるその野﨑路に歌ひつゝ秋草つます君をうつゝに
誰がためにまこと君はなやぎて摘ましけむきその手づとの秋の花むれ
香を髙み色くさ/゛\の花群にひそとまじれるあざみ一本(ひともと)
夜寒こめて月の出しほの花かげにうつろもの思ひ灯もささずゐし