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初期の手作り歌集
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『6 寂天莫地』
後藤さんと遠くなるために 十二日 教育の時間に
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かなしくも君にそむきて今日よりはひとりの道を守(も)りゆかむとす
ひたすらに道ゆかんとす君を避けひとりの友に報いるために
けい等(ら)ふたりのみ為否ひとりわが安らひのため耐へがたけれど君を避けむと想ふ
君のこと忘らえぬべく思(も)はねども去らむと誓ふ怯(よわ)さみ愛(を)しき
吹く風の身に沁む秋を君ゆ去らむと誓ひてかなし幾日のへぬる