はゝ恋ふる歌

いぶかりたまふはゝに答へあへずすがりてたゞ泣き出したるゆめあはれなり
わがねがひ今朝はとゞきて母の手にすがりて泣きてゆめさめにける
日暮れの郷愁に心溺るゝ街角よ散れどこゝまでは花もとゞかぬ