もりをかにゆきませしひとに うづきなかのむいか

わが庭にほのかに咲ける連翹の花散らぬまにかへり耒ませよ
                         歌と随筆二四・六加除訂正
いくたびのひとりねの夢やぶられて狂ほしきまできみはこひしき
逢はなとて神ならぬ身のすべもなき風凄き夜にひとりめざめて