一月四日(木)

 追憶は胸に燃ゆれどこのほのほ良心の笞に打ちて消さまし
 夢なれやげに夢なれや昨日まで心のまゝの熱に生きし身の
 この香り何か懐かし故もなく去年の一とひをひた恋へる身に