目次
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日々の手記/和歌/鄙の秋・春紀行
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和歌(NOTEBOOK)
★ 感傷を越えて
幼きを語らふ父の言の葉を無二の諭しと頭べ垂れつる
嵐吹く今宵の雨よそれに似て悩み逆巻く心なるかな
ほゝゑみを奪ひし去年の汽車のごと今また追ひぬ五時半の汽車
吾を慕ひ吾が後追ひて歌ひ耒る歌のみ響く夕山路かな
ためらひて寄り耒るもせで遠方の芽含む樹蔭に歌ふ君かや