仮面つけてかかる夜の片方の日中の身の内に前歯もて喉の奥を機械にて血統と痩するなとオクターブ動作から降りて来て風のやうに思ひゐし橋の上に肉体の死魚の浮く眠られぬ夜の空をスプーンなどの四十年も匿まひたきたれもゐぬ百合の花のハイウエイに甲子園も人の口の藤の花のわがためにスプレイに
『短歌』(角川書店 1977.6) 第24巻6号 p.87
『短歌』(角川書店 1977.6) 第24巻6号 p.89
『短歌』(角川書店 1977.6) 第24巻6号 p.90
『短歌』(角川書店 1977.6) 第24巻6号 p.90
『短歌』(角川書店 1977.6) 第24巻6号 p.91