目次
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全短歌(歌集等)
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短歌公論
まだまだらなる
岨道は
明日といふ
まざまざと
08976
岨道は下りとなりて夜の闇のまだまだらなる町並みが見ゆ
ソバミチハ クダリトナリテ ヨノヤミノ マダマダラナル マチナミガミユ
『短歌公論』(短歌公論社 1981.1.1) p.
08977
明日といふ日を疑はず人は去りパワーシヨベルを置く道の上
アストイフ ヒヲウタガハズ ヒトハサリ パワーシヨベルヲ オクミチノウエ
『短歌公論』(短歌公論社 1981.1.1) p.
08978
まざまざと何の薬か溶きゐしが臓まで冷えて夢より帰る
マザマザト ナンノクスリカ トキヰシカ ゾウマデヒエテ ユメヨリカエル
『短歌公論』(短歌公論社 1981.1.1) p.