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目次
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第一編 人物誌
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第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(一〇四)祐長宗圓
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祐長宗圓
は堺の茶人で、(堺數寄者の物語、數寄者名匠集)
山岡宗無
の門人である。御物名物記に、
馬麟
筆夕顏の掛物、堺祐長にあり、又玉垣文琳(唐物小壺)もと堺祐長與太郞にあり、今は紀州家に移ると見え、【
寅申
の茶壼】又
寅申
の茶壼はもと堺祐長[幽長に作るは非なり]宗圓の所持したものであると記してゐる。(數寄者名匠集)