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目次
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第一編 人物誌
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第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(一三四)曾我直菴
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曾我直菴
姓は平、曾我紹祥の男、堺に住し、善く山水、人物、花卉、禽獸を畫いた。【鷹の畫を能くす】特に鷹の畫をよくし、工緻精細、賦色清湛で、生けるが如く、之によつて名を一世に擅にした。又山水畫は筆致沖和で、雅韻があつた。(丹青若木集、皇朝名畫拾彙五)印章に平直菴と刻してゐる。慶長年中に歿した。