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(一四一)綾井定友

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 綾井定友は通稱を九郞左衞門尉と稱し、堺の豪商で、明國通商にも關係して居つたやうである。【厳島神社奉納の扁額】天文二十一年狩野元信筆橋辨慶の扁額を、安藝の嚴島神社に奉納した。(綾井定友奉納扁額)子孫は今尚堺市内に居住し、綾之町には綾井屋敷と稱する宏大な邸宅址が殘つて居る。