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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(九三)覺洲
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【堺人】
覺洲
は山城華嚴寺の學僧で、
海雲堂
と號した。堺の人である。(左界人名錄)出家して鳳潭に師事し、法相に通じ、成唯識論の書入れをした。【鳩の書入】世に之を鳩の書入といふ。これ自ら鳩と號した爲めである。寶曆六年五月二十六日示寂した。【著書】著述に唯識東海傳十卷、白虎八轉聲二卷、釋迦佛像圖記一卷等がある。