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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(一七四)上田好文
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【堺市の處士】
上田好文
名は書、字は
阿直阿
、堺の人、享保十四年九月生誕、業を絅齋(綾部絅齋か)に受け、醫術及び經史に精通した。【詩歌を嗜む】性篤實奢侈を厭ひ、博聞強記、頗る詩歌を嗜んだが、出でゝ仕へず、明和四年三月九日行年三十九歳を以て歿した。【墓所】
玉圓寺
に葬り、法諱を蘭亭子龍池泉處士といふ。(墓誌)