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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(二一五)中川忠瑗
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【堺の歌人中倉大雅の統を繼ぐ】
中川忠瑗
堺の人、幼にして和歌を好み、中倉大雅の統を繼いだ。【武者小路卿に仕ふ】後京都に出でゝ武者小路卿に仕ふるに及び風雅の士の從游するもの頗る多かつた。【墓所】寶曆七年の春病んで、五月二十三日卒去、
玉圓寺
に葬つた。行年五十四歳、追諡して閑翁といふ。(墓誌)