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(一〇)延命寺

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 延命寺明眼山と號し、【位置】新在家町東四丁字寺町にあり、淨土宗京都百萬遍知恩寺末で、寺格能分五等、創立の歳次不詳。【中興】瑞蓮社莊譽慶嚴(天正二年三月二十五日示寂)之を中興した。寺寶中に傳惠心僧都筆多田滿仲の念持佛と稱する彌陀三尊の畫像、【眼明の本尊】所謂眼明の本尊がある。本尊は傳運慶作の阿彌陀如來で、(延命寺調査書)【堂宇】本堂、後堂、庫裏、座敷、門あり、境内百三十三坪を有し、(社寺明細帳)【什寶】什寶に萬米上人自刻阿彌陀如來立像一軀、光琳筆菊繪襖四枚等がある。