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(二二)法行寺

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 法行寺慈福山と號し、【位置】市之町東六丁字寺町にあり、淨土宗京都鹿ヶ谷法然院末で、寺格平僧二等。【沿革】當寺はもと福壽庵と稱したが、寬永二年今井七右衞門宗圓、父宗仲の菩提所として之を再興、同十五年宗仲寺と改稱し、延寶六年更に今名に改めた。同九年知恩院第三十八世、法然院の再興開山たる眞蓮社玄譽心阿萬無の指揮により、法然院の末寺となつた。【本尊】本尊阿彌陀如來、【堂宇】本堂、庫裏の外に鎭守堂あり、境内百八十二坪を有してゐる。(社寺明細帳)