ビューア該当ページ
目次
/
第二編 先史の札幌
/
第三章 縄文時代
/
第一節 早期・前期
/
二 遺構
/
竪穴住居跡
◇第一号竪穴住居跡状遺構
177 ~ 177 / 1039ページ
長径三・三五メートル、短径二・三六メートルの楕円形を呈し、壁高は深く七七センチメートル程ある。床面上には、広い範囲で焼土、灰、炭化物(木炭、堅果類、種子等)が分布し、土器、石器の出土も非常に多かった。南側の床面には直径一〇センチメートル程の柱穴が壁沿いに四本ある。一度廃棄されたのちに再度使用された痕跡を有しており、この竪穴を埋没させた覆土層の途中に焼土、土器、石器等が面をなし入り込んでいた。