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目次
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第二編 先史の札幌
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第三章 縄文時代
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第二節 中期
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三 土器・石器
市内の土器
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以上の土器群の内、市内からは円筒形平底押型文土器群を除いて出土がみられる。すなわち、縄文中期前半期は東北北部から道南に分布の中心がある円筒上層式土器群が札幌付近をその北限として分布し、中期後半期になるとその後道東北に分布の中心が移る北筒式土器群と円筒上層式に後続する天神山式土器群、手稲砂山式土器などの地域性の強い地方型式が混在してみつかるという状況になる。また、余市式土器群も数多く検出されている。